コーティングの加工工程について

 

 

「シャイン工芸のコーティングはどのように加工されているのか?」

そんなコーティング加工工程について紹介したいと思います。

 

【加工工程の概要】

セラミックコーティングをはじめ、シャイン工芸でおこなうコーティングは基本的に次の4工程をおこないます。

1脱脂処理『空焼き』

2下地処理『ブラスト』

3塗装

4乾燥・焼き付け

 

【1脱脂処理『空焼き』】

シャイン工芸に到着したお客様の基材には油分・水分などが付着しています。

このような付着物はコーティング不良の原因となるため、焼落とし炉で基材を約500℃程で空焼き処理をおこないます。

空焼きによって付着物を炭化させ除去していきます。母材によっては溶剤で油分を除去する場合もあります。

空焼きにて利用する脱脂炉

 

【2下地処理『ブラスト』】

下地処理前の母材は表面に凹凸が無くスベスベしています。そのためコーティングが表面を掴むことができずに密着しません。

そこで金属(アルミナ等)の微細な砂を表面に打ち当てるブラスト処理をおこないます。

ブラスト処理で表面を荒らすことによってコーティングとの密着度を向上させます。

上:サンプル金属片/下:サンプル表面の拡大画像

 

【3塗装】

脱脂・下地処理が終わったらスプレーガンで基材一個ずつ塗料を塗布していきます。

前工程が不十分だと塗料が弾いてしまうことがあります。

塗装はスプレーガンによる手作業のほか自動塗装ラインもあります。

スプレーガンにて塗装する様子

 

【4乾燥・焼き付け】

塗装後は焼成炉に基材を搬入し、乾燥及び焼付をおこないます。

焼付をおこなうことで基材表面にコーティング膜が形成されます。

セラミックコーティングの場合、約250℃にて焼付をおこないます。

シャイン工芸で最大の3.5m焼成炉(奥行3.5m×幅2.5m×高さ2m)

 

以上、コーティングの基本的な加工工程についてご紹介しましたが、いかかだったでしょうか?

少しでもシャイン工芸のコーティング風景が伝われば幸いです。

シャイン工芸で加工ができる基材の大きさは3.5m焼成炉に入るサイズまで、数量は1個より承っております。

他にもご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

 

 

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